ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年3月17日04時45分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 下げ止まる動きを見せているものの、151円を超えない限りは、売りスタンスで臨みたい。

146円台まで下落したことに加え、今週に開催される日銀の金融政策決定会合で利上げが見送られる公算が強いことから、ドル高を推移する場面も考えられる。しかし、終値で151円を超えない限りは下落トレンドは続こう。

ペンタゴンチャート上は

C点が位置する時間帯を通過した直後より下げ止まる動きを見せている。また、週明けに通過するD点が位置する時間帯が変化日となり新しい流れが出てくる可能性があることから、ドル高に推移する可能性はある。しかたひ、上値抵抗線としてCEライン、更にその上方にDEラインが上値抵抗線として控えていることから、基本的には上値の重たい展開が続くと考えたい。

  • 注目日 3月17日前後

A点水準:150円  B点水準:142円50銭  C点水準:150円
D点水準:154円50銭  E点水準:150円

<ゴールド>

  • 高値更新が続いているが、3,000ドルを達成したことから押し目を形成か。売りスタンスで。

高値を更新し、3,000ドル台に乗せてきた。しかし、先週末に高値水準で同事線が出現したことから、流れが変わる可能性がある。

ペンタゴンチャート上は

ADラインを超えて右上に新しいペンタゴンが描き足されたことは、NY金の上昇エネルギーが強いことを示している。ただし、C点が位置する時間帯を週明けに通過することに加え、右肩下がりのCDラインが上値抵抗線として存在していることから、やや上値の重たい展開になっていくことが考えられる。

  • 注目日 3月17日前後

A点水準:3,150ドル  B点水準:2,920ドル  C点水準:3,150ドル
D点水準:2,920ドル

<ビットコイン円>

  • 週央の動きに注意。戻り高値は1400万円が限界か。戻り売りスタンスで臨みたい。

節目の1400万円を下放れたことから、上値の節目は1400万円と考えることができよぅ。下げ止まりから1300万円を超えてくる可能性はあるものの上値は重たい。

ペンタゴンチャート上は

B点が位置する時間帯で下げ止まりから反発に転じているものの、上値抵抗線ADラインそして、ADラインの上方には強い上値抵抗線AEラインが控えている。故に、基本的には上値は重たい。1400万円を超えていくことは難しいであろう。
なお、C点が位置する時間帯には注意をしたい。

  • 注目日 3月20日前後

A点水準:1300万円  B点水準:900万円  C点水準:1150万円
D点水準:1300万円  E点水準:1550万円

 


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

オフィシャルサイト:コレモナニカノ円

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