ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年2月24日08時03分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 弱気が広がるも踏み止まることが出来るのか。目先は反発期待。

下値の節目として存在していた150円を割り込んでことから弱気が広がっている。下落トレンドが強い相場ではあるが、12月の安値が目先のポイントになる可能性が残っている。

ペンタゴンチャート上は

A点が位置する時間帯以降も下落が続き、下値支持線として期待されたACラインを割り込んできた。弱気が広がった形だ。147円を試す動きも考えられるが、p点の節目が存在していることに加え、B点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性がある。ただし、戻りは限定的であろう。

  • 注目日 2月26日前後 

A点水準:約150円  B点水準:約142円50銭  C点水準:約150円

<ゴールド>

  • 最高値更新が続くが、伸びが鈍くなってきた。下落と考えたい。

3,000ドルを窺がう動きはあるものの上昇力が鈍くなっていることに加え、先週末にかけて同事線が出現している。押し目を形成する確率が高いのではないか。

ペンタゴンチャート上は

B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過した後も下げることなく推移し、上値抵抗線BCラインを超えてきた。すなわち、堅調な展開を続けている。

しかし、先週末にC点が位置する時間帯に到達したことに加え、同事線が出現していることから、押し目を形成すると考えたい。2,900ドル割れか。

  • 注目日 2月28日前後 

A点水準:約2,920ドル  B点水準:約3,150ドル  C点水準:約2,920ドル

D点水準:約2,780ドル  E点水準:約2,920ドル

A点水準:約2,560ドル  B点水準:約2,920ドル  C点水準:約2,700ドル

<ビットコイン円>

  • 正念場を迎えている。現水準で下げ止まることが出来るのか否かは重要だが、1400万円割れには買いスタンスで。

昨年の11月以降、1400万円が下値水準となっているのだが、その水準に到達。したがって、1400万円を下回るも一時的に下げ止まる可能性があると考えたい。

ペンタゴンチャート上は

ペンタゴンのど真ん中の時間帯にA点に引き寄せられた後はABラインに沿って値を戻した。しかし、ABラインを割り込むと弱気が広がっている。

B点が位置する時間帯を通過した直後に陰線が出現していることから、BCラインに沿って値を下げる可能性はあるものの、C点水準を下回る確率は低いと考えたい。

  • 注目日 2月28日前後

A点水準:約1450万円  B点水準:約1,550万円  C点水準:約1300万円

D点水準:約1,700万円

 


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

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