ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年1月27日07時22分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 日銀の利上げを受けても堅調な動きを維持。買いスタンス。

日銀が利上げを実施し日米の金利差は縮小するもドルは大きく下落することなく推移している。週央に開催されるFOMCの動向がポイントになるが、堅調な展開を期待。

ペンタゴンチャートでは

高値から押し目を形成していたドル円だがABラインを割り込んだ後も下げることなく推移している。ここではB点に注目したい。B点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになるからだ。下値支持線として右肩上がりのACラインが控えていることから、基本的には153円を割り込まない限り堅調な展開が続き、160円を窺う可能性がある。

注目日 1月28日前後 

A点水準:約150円  B点水準:約162円  C点水準:約154円50銭

<ゴールド>

  • 緩やかながらも高値に迫る。ここは買いスタンスを維持。

下値を切り上げ、昨年11月および12月の高値を超えてきた。高値更新から2800ドル台乗せの期待が膨らむ。

ペンタゴンチャート上では

右肩上がりのABラインに沿ってB点が位置する時間帯にB点に引き寄せられた。しかも、B点を通過した後も陽線が続いていることから、BCラインに沿って2800ドルに乗せていく可能性は十分にある。ただし、C点が位置する時間帯が週末に到来することから、週末の動きには要注目。

  • 注目日 1月30日前後 

A点水準:約2,550ドル  B点水準:約2,780ドル  C点水準:約2,920ドル

D点水準:約2,700ドル

<ビットコイン円>

  • 高値水準でもち合いを続けながら高値更新を狙う。買いで。

取引時間中に1700万円を付けた後は値を下げることなく高値水準を維持している。しかも下値を切り上げて高値に迫っている。

ペンタゴンチャートでは

堅調な展開を続けながら、右肩下がりの上値抵抗線ABラインを超えてきた。ここでは、ACラインに注目したい。堅調な展開が続けるのであれば、上値抵抗線として存在しているACラインを超えていくことが求められる。右肩上がりのBCラインが下値支持線として控えていることからもACラインを超えていくことが期待される。

ただし、先週末に通過したB点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かには注意をしたい。

  • 注目日 1月31日前後

A点水準:約1700万円  B点水準:約1550万円  C点水準:約1700万円


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

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