ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年1月6日08時45分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 目先は下落を考えたい。

戻り高値を更新するなど円安エネルギーはあるものの、直近のローソク足が高値水準で同事線を頻発させていることから、目先は上値の重たい展開になる可能性があると考えたい。

ペンタゴンチャートでは

B点が位置する時間帯にB点に引き寄せられる動きを見せている。よって、B点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きがどのように出てくるのかに注目したい。

ここでは、ABDラインを割り込んできたことから、上値が重たくなると考えたい。

  • 注目日 1月13日前後

A点水準:約154円50銭  B点水準:約157円50銭  C点水準:約150円

D点水準:約162円

<ゴールド>

  • 下落と考えたい。

2,550ドルを割り込まない限りは堅調な展開が続くと考えられる。しかし、直近は、上値は重たく2,600ドルから下値の節目である2,550ドルを試す可能性がある。

ペンタゴンチャートでは

値を下げてきたNY金は右肩下がりのBDラインから上放れ、下げ止まる気配を見せている。しかし、右肩下がりのCDラインが上値抵抗線として存在していることに加え、先週末のローソク足が上ヒゲの長い足ととなっていることから、下値を試す動きが残る。

  • 注目日 1月10日前後 

A点水準:約2,550ドル  B点水準:約2,700ドル  C点水準:約2,920ドル

D点水準:約2,550ドル

<ビットコイン>

  • 下げ基調!

下げ止まりから上昇しているものの、1600万円にかけて上値の節目が存在している。したがって、上値は重たくなると考えたい。

ペンタゴンチャート上は

A点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯より下落に転じていたビットコインだが、右肩下がりのABDラインが上放れ、下げ止まる動きを見せている。

しかし、C点が位置する時間帯が変化日となる可能性があることに加え、右肩下がりのCDラインが上値抵抗線として存在していることから、上値は重たく、目先は下落と考えたい。

  • 注目日 1月6日前後  

A点水準:約1550万円  B点水準:約1450万円  C点水準:約1700万円

D点水準:約1300万円


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

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