ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2024年12月23日06時49分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 堅調な展開は続くが、上値は徐々に重たくなろう。買い姿勢から売り上がり戦略。

戻り高値を更新し、いよいよ160円の背中が見えてきた。154円50銭を割り込まない限り、先週の勢いから160円を窺う可能性はある。ただし、160円に接近すれば、利食いから売り戦略で。

ペンタゴンチャートでは

C点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過した後も上昇が続いている。

右肩上がりのCEラインが下値支持線として存在していることからも、堅調な展開が続くことが期待される。

ただし、D点が位置する時間帯が変化日になる可能性があることに加え、B点が位置する中心点の下方を通過していることからもADラインを超えていく確率は低い。したがって、徐々に上値は重たくなっていくであろう。

  • 注目日 12月24日前後 

A点水準:約162円  B点水準:約159円  C点水準:約154円50銭

D点水準:約162円  E点水準:約157円50銭

<ゴールド>

  • 上値の重たい展開となり下値の節目に接近。ここから強気で臨みたい。

戻り高値を示現後、値を下げ、下値の節目である2,550ドルに接近した。下値の節目を割り込まない限り、下げ止まりから反発に転じる可能性がある。

 

ペンタゴンチャートでは

B点が位置する時間帯より値を下げ始めたNY金は右肩下がりのBDラインに沿って値を下げている。ただし、週明けにC点が位置する時間帯を通過することから、C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があることに加え、下値支持線としてADラインが控えている。

  • 注目日 12月23日前後 

A点水準:約2,550ドル  B点水準:約2,700ドル  C点水準:約2,920ドル

D点水準:約2,550ドル

<ビットコイン>

  • 1600万円台に乗せた後に値を下げてきた。下値を試す動きか。押し目買いスタンスで。

1600万円台を示現した後に値を下げている。下値の節目である1400万円を割り込まないかぎりは強気の姿勢で臨みたい。

 

ペンタゴンチャートでは

A点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯で高値を示現すると、下値支持線と期待されたADラインを割り込んできた。週初こそ下値を試す可能性があるが、B点が位置する時間帯が変化日となり、下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性がある。

  • 注目日 12月25日前後

A点水準:約1550万円  B点水準:約1,300万円  C点水準:約1,450万円

D点水準:約1700万円


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

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