ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2024年12月9日07時37分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 下げ止まる動きを見せるも、力強さに欠ける。下落を予想。

150円水準で下げ止まる動きを見せているものの、上値を抑えられた展開が続いている。来週に迫ったFOMCおよび日銀の金融政策決定会合を意識しながら、上値の重たい展開が続くであろう。

ペンタゴンチャートでは

ADラインに沿って推移をしている。反発に転じる動きがあったても152円前後が上値のメドか。週末にはB点が位置する時間帯を通過することで新しい流れが出やすい。また、右肩下がりのBDラインも控えていることから、上値の重たい展開が続くと考えたい。

148円から147円を試す動きか。

  • 注目日 12月13日前後 

A点水準:約150円  B点水準:約154円50銭  C点水準145円50銭

D点水準:約150円

<ゴールド>

  • 上値は重たく中段でのもち合いが続いている。下落基調。

押し目確認から反発に転じたものの、2,700ドルの壁は厚く、2,700ドルを前に足踏み状態が続いている。

ペンタゴンチャートでは

A点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯に大きな陰線を示現すると、その後は横這いとなっている。そして、B点が位置する時間帯に陰線が出現していることに加え、右肩下がりのACDラインが上値抵抗線として控えている。上値の重たい展開が鮮明になれば、2,600ドルを割り込むことも考えられる。

  • 注目日 12月12日前後 

A点水準:約2,780ドル  B点水準:約2,550ドル  C点水準:約2,700ドル

D点水準:約2,550ドル

<ビットコイン円>

  • 高値から値を下げるものの、下値を切り上げている。買い。

上ヒゲの長いローソク足が出現しているが、下値の節目となっている1400万円を割り込むことなく推移していることからも強気を継続したい。

ペンタゴンチャートでは

B点が位置する時間帯にB点に引き寄せられた後に陽線が出現し、右肩上がりのBDラインを維持しながら推移している。すなわち、BDラインが下値支持線となっている。

C点が位置する時間帯を週明けに迎えるが、1400万円を割り込まない限りは強気は維持され、1600万円を窺う動きを期待出来よう。

  • 注目日 12月9日前後  

A点水準:約1700万円  B点水準:約1450万円  C点水準:約1300万円

D点水準:約1550万円


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

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