ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2024年11月18日07時38分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 先週末の動きを受け、押し目を形成か。下落予想。先週末には大きな陰線が出現している。このところ短期間に上昇してきただけにスピード調整となる可能性がある。

ペンタゴンチャートでは

ABラインを超えて真横のペンタゴンの中に入った後も上昇を続けていたのだが、B点が位置する時間帯に大きな陰線が出現した。このことからB点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わり押し目を形成することが考えられる。

ただし、右肩上がりのBDラインおよびBDラインが下値支持線として控えていることから、上昇トレンドは基本的には維持されるであろう。下値のメドは151円50銭前後。

なお、151円50銭を終値で割り込んでくると、トレンドが転換する可能性が高くなる。

  • 注目日 11月27日前後  

A点水準:約162円  B点水準:約150円  C点水準:約157円50銭

<ゴールド>

  • 下げ止まりから落ち着いた動きになることを期待。買い。2,800ドルの高値から1割のスピード調整。8月から9月にかけてのもち合い水準に到達した、と同時に、同事線が出現していることからも、落ち着いた動きを期待したい。

ペンタゴンチャートでは

高値を示現後、右肩下がりのABCラインに沿って下落。C点が位置する時間帯にC点に引き寄せられている。

C点が位置する時間帯にC点に引き寄せられたことに加え、下値支持線と期待されるCEラインの上方で同事線が出現していることから、下げ止まることを期待した。

なお、2,500ドルを終値で割り込むと、更に弱気が広がることになろう。

  • 注目日 11月25日前後  

A点水準:約2,920ドル  B点水準:約2,700ドル  C点水準:約2,560ドル

D点水準:約2,340ドル

<ビットコイン円>

  • 押し目を形成する可能性がある。下落するも下値は限定的。大きく上昇し最高値を更新中。ただし、1,400万円を達成した後は横這いとなっていることから、上昇も一服か。なお、1,300万円を維持している限りは上昇トレンドは維持。

ペンタゴンチャートでは

上値抵抗線ACラインを超えて、真上のペンタゴンの中に入った。その後も上値抵抗線BCラインを超えて1,400万円台に乗せてきた。

しかし、先週末にC点が位置する時間帯に到達して取引を終えている。よって、C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性がある。

ただし、下値支持線CEラインを割り込むと、『時間の逆行』が生じることから、下値は限定的と考えたい。

  • 注目日 11月27日前後

A点およびC点水準:約1300万円  B点およびD点水準:約1,450万円


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

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