ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2024年11月11日07時26分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 押し目を形成するも、堅調な展開は維持される。上昇期待。

米国の利下げがあったにもかかわらず、ドル高水準は維持されている。ドル高エネルギーが強い証拠と考えたい。

151円を割り込まない限り上昇を考えたい。

ペンタゴンチャートからは

BDラインに沿って下落をしていたのだが、そのBDラインから上放れた。

BDライン及びADラインが下値支持線として存在していることに加え、先週末にはADラインの上方で同事線が出現している。堅調な展開が続く場合、155円を窺う動きに期待。

  • 注目日 11月15日前後

A点水準:約150円  B点水準:約154円50銭  C点水準:約162円

 <ゴールド>

  • 下げ止まることが出来るのか。押し目買いスタンスか。

週初こそ、先週末の動きを受けて軟調な展開が続くが、2,650ドルを割り込まなければ、下げ止まりから反発に転じることが期待出来よう。

ペンタゴンチャートからは

ABラインに沿って下落し、B点が位置する時間帯にB点に引き寄せられたNY金は右肩上がりのBDラインに沿って反発する動きを見せた。しかし、先週末にはBDラインを割り込んだことから、C点が位置する時間帯までは上値の重たい展開が続く可能性がある。

下値のメドは2,650ドル、上値は2,750ドルを期待できよう。

  • 注目日 11月13日前後 

A点水準:約2,920ドル  B点水準:約2,700ドル  C点水準:約2,560ドル

D点水準:約2,780ドル

<ビットコイン円>

  • 上放れから高値を更新。上昇エネルギーは続く。買い継続。

高値から押し目を形成すると思いきや、大陽線を示現すると同時に一気に高値を更新してきた。

ペンタゴンチャートからは

上値抵抗線ABラインに沿って値を下げていたビットコインだが、ABラインを超えると大きく値を上げた。B点が位置する時間帯を通過した後も値を上げていることに加え、右肩上がりのBCラインが下値支持線として存在している。故に、BCラインを意識しながらC点を窺がう可能性も出てきた。1,100万円を割り込まない限り、上値のメドは1,300万円を考えたい。

  • 注目日 11月16日前後 

A点水準:約1,150万円  B点水準:約1,050万円  C点水準:約1,300万円

D点水準:約900万円


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

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