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先週末の勢いもあり、週初こそ堅調な動きを見せても149円前後が上値の節目になろう。
AEラインを超えている状態は、『時間の逆行』と言い、ペンタゴンチャート上はあってはならない状態とされている。したがって、早晩、AEラインを割り込んでいく確率が高い、と考えられる。すなわち、上値が重たくなっていくことが考えられる。AEラインを割り込むことを考えると、まずは146円前後を試す動きか。
A点水準:約144円 B点水準:約137円 C点水準:約141円50銭
E点水準:約148円50銭
2,700ドルを目前に足踏み状態となっている。高値水準で同事線も頻発していることから、押し目を形成することが考えられる。下値のメドは2,600ドル前後か。
堅調な展開を続けていたNY金だが、C点が位置する時間帯に高値を示現すると、その後は上値を抑えられている。加えて、右肩下がりのCDラインも上値抵抗線として存在している。
したがって、高値からの押し目を形成する可能性が高い。この場合、ADライン水準が強い下値支持線になることが期待される。
A点水準:約2,560ドル B点水準:約2,700ドル C点水準:約2,780ドル
1,000万円を試す可能性はあるのだが、1,000万円前後には上値の節目が存在している。故に、1,000万円に乗せていくには相当なエネルギーが必要となろう。したがって、堅調な展開を続けるも、横這いと考えたい。
AEラインを割り込む下落というのは、『時間の逆行』状態である。したがって、AEラインを割り込む大きな急落の可能性は低い。換言すれば、下値は限定的と考えることができる。
加えて、下値支持線としてADラインが存在している。故に、基本は堅調な展開が続くと考えたい。
A点水準:約900万円 B点水準:約1,300万円 C点水準:約1,150万
E点水準:約650万円
金融ジャーナリスト・経済評論家
1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。
1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。
ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析
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