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・本日はFOMC金利政策会合に焦点、株式に圧力
・ドル高続く、本日FRBがタカ派となるとさらに上昇か
・日本政府は覆面介入か、次のセッションで再び介入か
・ビットコインは6万ドル台に向けて苦戦、不安定な中東情勢も原油価格は後退
今月は好調なスタート
本日18:00(GMTグリニッジ標準時)に、FOMC会合は金利政策の決定を発表する予定で、記者会見はその30分後に予定されています。市場は、今回は金利を据え置きと予想していますが、現在のバランスシート縮小プログラムに修正が加えられる可能性が高まっています。また、FRBの発表内容と、特に次の金利の動向に関する質問へのパウエル議長の回答にも注目が集まっています。
今回のFOMC会合においては、FRBは強弱まちまちの米経済データに直面しています。第1四半期のGDPやPMI企業調査などの最近の米経済データからは、昨年10月以来初めて、景気減速の兆候が見られます。そうは言っても、昨日の雇用コスト指数は予想を上回り、インフレが依然として高く、米経済の見通しを複雑化させています。そのため、FOMC会合決定の前の本日の米経済データは、非常に重要となります。
本日のFOMC会合決定は難題を抱えています。パウエル議長は時間稼ぎを試みるでしょうが、 市場には年内の利下げの可能性について懸念が生じています。昨日の米株式市場は、アマゾンが好調な業績を発表したにもかかわらず、4月12日以来初めて、3指数全て1%以上下落して取引を終えました。
ドル高続く
昨日のユーロは、ユーロ圏の堅調な経済データ発表後上昇しましたが、米国市場の開場とともに、特に米ドルに対して圧力を受けました。本日の政策決定で、FRBがタカ派となる場合は、現在のドル高を維持するかもしれませんが、米株式が再び深刻な圧力にさらされる場合、米ドル上昇も徐々に減速する可能性があります。
今後も日銀による介入はあるのか
円相場は、市場が月曜日の介入について情報を収集する中、157円辺りで推移しています。最近の介入を例にとると、まず日銀は量的緩和などの別の計画がない限り、複数回の介入を試みる傾向があり、また単独の反応としての市場介入は不十分であったことが証明されています。
すなわち、 日銀のタカ派姿勢やFRBの差し迫った利下げなど、国内外の動きがあって初めて、日本円が米ドルに対して持続的に上昇することができると言えます。
ビットコインと原油価格での動きも注目
ビットコインは、6万ドル以上を維持しようと試みているものの、依然として売り圧力にさらされています。半減期の終わりとETFに関する前向きなニュースの欠如は、ビットコインの動向に影を落としているようです。
一方、WTI原油先物は、市場での地政学上の懸念が緩和しているようで、4月の安値辺りまで下落する可能性があります。しかし中東情勢は、現在の停戦への交渉が合意に至らず、イスラエルがラファへの地上作戦を開始することになると、すぐに表面化することになるでしょう。