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英中銀の利上げに注目
本日のイングランド銀行の政策会合では、利上げ実施の公算が大きいでしょう。市場は0.25%引き上げた0.50%までの利上げを完全に織り込んでいます。0.50%は、償還を迎えた債券の再投資を停止し、バランスシート縮小開始の基準値としてイングランド銀行が示した数値になります。
したがって、堅調な英労働市場、及びオミクロン株による英経済への影響が限定的だったことを背景に、イングランド銀行がインフレ抑制の為に、利上げと量的緩和縮小に踏み切る公算が大きいでしょう。
バランスシートの縮小は市場の流動性減少に繋がり、次第に英国債利回りを上昇させる為、長期的にはポンド相場にとって良いニュースとなります。しかしながら、本日の市場がポジティブに反応する可能性は小さいでしょう。
利上げが完全に織り込まれ、バランスシート縮小が広く予想されている中、今後のポンド相場はイングランド銀行内の開票結果、最新のインフレ見通し、及び今後の利上げ方針次第となるでしょう。しかしながら、イングランド銀行が年内5回の利上げの可能性を否定する可能性があり、ポンド相場にとってはリスク要因となるでしょう。
ECBの楽観ムード後退の可能性
ECBは困難な舵取りに迫られています。失業率は過去数十年で最低水準まで低下し、インフレ上昇が継続していることから、ユーロ圏経済の回復は明白です。
市場は既に年内1回の利上げを織り込み済みです。本日、過度に楽観的な見解が示された場合、利上げ観測とユーロ圏国債利回り上昇に繋がる可能性があります。国債利回りの早期上昇は、経済回復鈍化に繋がる可能性がある為、ECBが回避したい結果になります。
したがって、ECBは労働市場の改善を認識してやや楽観的見解を示す一方で、インフレの先行き不透明感を強調して利上げの協議開始は時期尚早である見方を示す可能性があります。
市場はECBの楽観的見解に過剰反応する傾向があり、ユーロ上昇に繋がる可能性があるでしょう。ユーロの短期的な見通しは改善していませんが、今年後半には、ユーロ圏の賃金上昇、及び米国のインフレピーク達成により、ユーロ高の流れになる可能性があります。
現在の所、仏大統領選挙による政治的不透明感、及び世界経済の不安定な状況がユーロ相場のリスク要因となるでしょう。
フェイスブックの低調な決算結果は、ナスダックの先物指数下落
昨日の米1月ADP雇用統計の市場予想を大幅に下回る結果を受けて、米ドル安の流れは継続しています。この結果を受けて、明日の米1月非農業部門雇用者数も市場予想を下回る可能性が大きくなりました。
昨日の米株式市場は一段と上昇し、S&P 500は約1%上昇しました。しかしながら、流動性低下の見通しにより、リスクの高い成長株から安全株への資金移動にも注目する必要があるでしょう。
フェイスブックが初めてアクティブユーザーの減少を明らかにしたことを受けて、同社の株価は20%急落しました。
本日は、アマゾン、イラーイリリー、アクティビジョン・ブリザード、及びフォードの決算結果が発表されます。米1月ISM非製造業PMIも発表されます。