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遂にグッドニュース
今週の市場はリスクオフでのスタートとなりましたが、本日には楽観ムードが戻って来ました。流れを変えたのは、新型コロナウイルス、及び追加財政刺激策に関するニュースでした。
米食品医薬品局(FDA)が米ファイザーと米メルクが開発した新型コロナウイルス治療薬を承認する見通しが明らかとなり、市場ムードが回復しました。バイデン大統領が歳出法案「ビルド・バック・ベター」について、マンチン上院議員と歩み寄る意向を示したことも、リスクオンの流れに繋がりました。
オミクロン株の感染拡大を阻止できる効果的な治療薬、及び大規模な歳出法案の承認の可能性浮上により、リスク資産が買い戻されました。
リスクムード回復
全ての市場において、安堵による上昇の勢いが強まりました。米株式市場は、過去1週間の下落幅を回復し、一段と上昇しました。原油価格も上昇に転じました。
国債利回りも上昇し、米ドルが安定しました。一方で、国債利回り上昇は、円の下落に繋がりました。日銀の低金利政策により、海外の国債利回り上昇は円安に繋がります。
ゴールドも同様に下落しました。今年のゴールド相場は、奇妙な動きとなっています。ゴールドは、インフレのヘッジとしてではなく、国債利回りに反応して動いています。国債利回り低下がゴールド上昇に繋がらない場合、翌年のFRBによる国債買い入れ停止後に、国債利回りが上昇すると、ゴールドは一段と下落する可能性があります。
静かな市場となる見通し
円相場を除くと、外国為替市場は比較的静かな動きとなりました。殆どの主要通貨ペアは、狭いレンジ幅内での取引となり、リスクムード改善が緩やかな動きを引き起こしました。
FRBが翌年に3回の利上げを示唆し、欧州内では、追加財政刺激策が期待できない中でのロックダウンで先行き不透明感が強まっているものの、今月のユーロ/ドルは140ピップスのレンジ幅での推移となっています。
外国為替市場は引き続きリスクムードの影響を受け、大きなニュースでレンジ幅を突き抜ける可能性もあります。休暇を控え、大きなニュースが起きる公算は小さいですが、ニュースが市場に影響した場合、流動性低下委により、通常よりも大きな動きに繋がるリスクもあります。
本日には、主要な経済指標発表が控えていない為、オミクロン株のニュース、欧州内の規制強化、及びバイデン大統領の歳出案のニュースに市場の関心が集まるでしょう。