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NZ中銀の政策会合に注目
数か月ぶりに国内での新規感染者数が確認された為、ニュージーランドはロックダウン入りを宣言しました。ニュージーランドは新型コロナウイルスのパンデミックに伴う国境封鎖を昨年より実施しています。更に、ニュージーランド政府は、経済活性化の為の大規模な財政刺激策を実施しています。
ニュージーランド経済は順調に回復し、明日のニュージーランド準備銀行の政策会合での利上げ観測も上昇しています。利上げは市場で完全に織り込まれており、0.50%の利上げも見込まれていました。
しかしながら、ロックダウン実施を受けて、本日には0.25%の利上げの可能性は85%まで低下し、0.50%の利上げの可能性は消失しました。更に、0.25%の利上げにも懐疑的な見方が広がりつつあります。これを受けて、NZドルは急落しました。
新規感染例1例の確認ですが、新型コロナウイルスを封じ込めた生活が終わり、デルタ変異株との直面が浮き彫りになったことに市場は反応したようです。
昨日までは、NZドルの見通しは明るく、キャリー通貨の次の王者と見なされていました。しかしながら、NZドルを取り巻く環境は不透明になりつつあります。明日のニュージーランド準備銀行の政策会合において、利上げが実施されなあい場合、NZドルの下落が一段と加速するでしょう。
米株価回復
株式市場も再び荒い値動きとなりました。昨日の米株式市場は下落してオープンしたものの、その後回復しました。押し目買いにより、S&P 500は前半の下げ幅を解消し、最高値を更新して引けました。
本日は振出しに戻り、米主要株価先物指数は下落してのオープンを示しています。欧州、及びアジア株式市場も全面安となりました。デルタ変異株の感染拡大が一段と深刻になり、中国政府は規制強化を継続し、米経済指標発表、及びパウエル議長の発言が控える中、市場のリスク回避の流れが再び強まりました。
中国政府は、インターネット上での不公平な競争を阻止する為、ハイテク企業を対象とする新たな規制強化を実施しました。
米ドルの動きに注目、豪ドルにも大きな動き
本日は、米ドルの動きに注目が集まるでしょう。本日に発表される米7月小売売上高は、消費への影響を見極める為、市場が注視するでしょう。米7月小売売上高は若干の低下が予想されていますが、クレジットカード業者によるリアルタイムでのデータにより、市場は一段と悲観的な結果を予想しているようです。
GMT17:30には、パウエル議長の発言が予定されています。テーパリング時期の手がかりを掴む為、市場はパウエル議長の発言内容に注目するでしょう。
しかしながら、パウエル議長は、翌週のジャクソンホール会議までテーパリングの明確なシグナルは示さない可能性があるでしょう。
本日には、豪ドルにも顕著な動きがありました。最近の豪ドル/ドルは下落基調となっています。特にオーストラリア準備銀行が経済見通しが悪化した場合は、テーパリング計画の一時停止の可能性もした後、豪ドルは対米ドルで1年ぶり安値を試す展開となりました。
オーストラリア国内は厳格なロックダウンが継続し、利上げ観測も後退し、中国経済に鈍化の兆しが見られ、鉄鉱石価格も下落しています。したがって、現在の所、豪ドルに明るい見通しは見られません。