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外国為替市場:先週金曜日の米雇用統計の好調な結果の後に上昇した米ドルインデックスは、本日には若干低下しました。豪小売売上高の予想を上回る結果により、豪ドルは対米ドルで大幅に上昇しました。
株式市場: 先週金曜日の米株式市場での上昇が、本日のアジア株式市場でも引き継がれました。日経平均株価とトピックスはそれぞれ1.4%と1.5%上昇しました。香港株式市場は1.5%上昇しました。
欧州主要株価先物指数、及び米主要株価先物指数は上昇してのオープンを示しています。
本日に米カリフォルニア州で開催されるWWDC2018では、アップルの新製品発表が注目されるでしょう。
コモディティ: WTI原油先物は65.84ドルで大きな動きはなく、ブレント原油先物は0.2%下落した76.66ドルで取引されました。市場での供給増加観測により、ここ数日間の原油価格は大幅に値下がりしました。
ゴールド価格は、先週金曜日に米ドル高により下落後、本日も下げ幅を拡大し、0.1%下落した1291ドル付近で取引されました。
主要な動き: 貿易問題のリスクが根強く残るものの、ドル円上昇;豪ドル上昇
GMT0659には、米ドルインデックスが0.15%低下し、先週金曜日に0.6%上昇したドル/円は0.1%上昇した109.65円で取引されていました。市場予想を大幅に上回った米雇用統計の結果は、6月利上げ実施への懸念を完全に排除し、年内あと3回の利上げ観測も上昇させました。
米政府による中国政府へのより対立的な姿勢により、貿易問題のリスクが再浮上しました。更に、EUやカナダ等の伝統的な同盟国も、円等のリスク逃避先資産への資金流入の可能性があるため、今後数日間は進展が注視されるでしょう。
ユーロ/ドルは0.2%上昇し、1.17ドルを若干下回る付近で推移しています。スペインでの政治的不透明感は解消されました。(スペインでの政治的不透明感は主要なリスクとして認識されていませんでした)イタリアでも政治的不透明感が後退し、先週のユーロ上昇の要因となりました。次に市場が注目するのは、反エスタブリッシュメント政権による政策になるでしょう。「慣習的ルール」に従い、市場が想定するユーロに友好的な方針をとるか、想定外の反ユーロ的方針をとるかが注視されるでしょう。
先週金曜日に発表した英5月製造業PMIの予想を上回る結果を受けて、ポンド/ドルは0.1%上昇し、本日前半には10日ぶり高値1.3377ドルまで値上がりしました。
本日の豪ドル/ドルは急騰しました。本日前半には、豪ドル/ドルは0.8%以上上昇し、6週ぶり高値0.7631ドルを若干下回る水準まで値を切り上げました。豪ドル急騰の背景には、豪企業売上総利益、及び豪小売売上高の強い結果がありました。NZドル/ドルも0.4%上昇し、先週木曜日に記録した4週ぶり高値0.7023ドルまで値上がりしました。
本日これからの市場: ユーロ圏投資家信頼感指数発表、貿易問題進展に注目
GMT0830には、ユーロ圏5月Sentix投資家信頼感指数が発表され、前回結果の19.2から、2月以来の低水準18.4への鈍化が予想されています。一方、GMT0900に発表されるユーロ圏4月生産者物価指数は、前月結果の前年比2.1%増から前年比2.4%増への上昇が予想されています。
GMT0830には、英5月建設業PMIが発表されます。明日には市場が注目する英5月サービス業PMIが発表されます。
GMT1400には、米4月製造業受注指数が発表され、鈍化が予想されています。
貿易問題のリスクは、今後数日間の市場の注目を集めるでしょう。今週木曜日には、トランプ大統領がEU、カナダ、及びメキシコから輸入する鉄鋼とアルミニウムへの関税を発動するかを表明します。米政府による関税検討に対して、NAFTA加盟国のカナダとメキシコは即座に対抗措置を表明する意向を示し、EUも同様の見解を示しました。EU、カナダ、及びメキシコは、米国の関税導入に関して、世界貿易機関に提訴しています。
加えて、米中貿易問題も注視されるでしょう。先週末に中国を訪問したロス米商務長官と中国政府との協議では、進展がありませんでした。
今週にカナダのケベック州で開催されるG7サミットでも、世界の貿易問題についても協議されるでしょう。
テクニカル分析: ナスダック100は2か月半ぶり高値を更新し、上昇相場
ナスダック100は、200SMA上のサポートゾーンを上抜けた後、上昇相場に反転し、先週金曜日のUSセッション中には2か月半ぶり高値7104.10ドルまで急騰しました。
SMAを上回り、転換線が基準線を上回って推移する限り、4月の底値6294.20ドルからの上昇トレンドが短期的に維持される模様です。
また、RSIが50の中間線を上回っている限り、短期的上昇相場が維持されるでしょう。しかしながら、RSIが買われ過ぎの70を上回る水準に近づきつつある為、下落相場への調整の可能性も残されています。
上昇相場では、7185.15ドル付近がレジスタンスゾーンになるでしょう。7185.15ドルを大幅に上回った場合、7300ドル越えが視野に入り、短期的上昇相場の見通しがより強固となるでしょう。
下落相場では、7000ドル台と20日SMAの6929.39ドルがサポートゾーンになるでしょう。その下には、4月の高値6857.15ドルが控えています。一段と下落した場合、50日SMAの6755.09ドルが視野に入るでしょう。